アイウエアデザイナーの丸井 洋氏は、日本画家である父親の影響で、幼少のころより自分も芸術家になるものと信じ込み絵の勉強に青春時代の大半を費やす。やがて絵筆よりも音楽に興味を持ちはじめ、一度はプロを目指したもののコンテストで落選し、失意のうちに大学卒業。「白衣がかっこよさそう」というただそれだけの理由で眼鏡店に就職。 「筆を持つのも芸術、楽器を持つのも芸術、手段は違っても目指すものが変わらないのが芸術」という彼の持論から、今度は自ら眼鏡のデザインを始める。 1999年、名古屋の某セレクトショップ店長に就任。自らのブランドを立ち上げ数々のヒット作品を生み出す。 仕入れを通じて海外のデザイナーとも友好関係を結ぶ内にさらなる創作意欲が沸き起こる。もっと専念したいという願いから2003年末ショップを退職。「影郎」という彼のニックネームを冠したデザインスタジオを立ち上げ現在に至る。